キクビカミキリモドキ (Nacerdes atripes)

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140628キクビカミキリモドキ

体長:8~13mm - 秋田県央内陸部 標高約400m ライトトラップ

山地でのライトトラップに飛来した。

前胸背は橙黄色、上翅は金属光沢のある青藍色で、頭部、各肢、体下面の大部分は黒い。山地性でブナ帯付近に多い。本種も多くのカミキリモドキ類の体液に含まれる「カンタリジン」という有毒物質を持ち、体液に触れると水膨れ状の炎症を起こす。北海道の山間では優占種のようで本種による被害も多いようだ。

 

ライトトラップに飛来したキクビカミキリモドキの雄

※ 2023.7月中旬 北秋田市Alt.285m

大きい鮮明な画像を追加掲載。山地で飛来した♂個体。上翅の色彩は生きているときは青藍色というよりは緑がかった綺麗な金属光沢。

 

キクビカミキリモドキの雄個体標本

上の画像と同個体(標本)。標本にするとこれはこれで綺麗な青藍色になる。

以下に本種のよる皮膚炎の実験画像を掲載…

 

140628キクビカミキリモドキ2

カミキリモドキ類の投稿のときには毎回有毒物質について同じことを書いているので、今回は体を張って炎症を起こしてみた…。すでに水膨れは破れた後だが当初は水などがついてもヒリヒリして痛かった。完全治癒は2週間程度?。本種とアオカミキリモドキ(N. waterhouseiによる実害が多いようだ。

 

140628キクビカミキリモドキ3

カミキリモドキの体液に触れてから半月が経過。ステイロイド系軟膏を塗っていたが完全治癒とはいかなかった。ステロイド系軟膏の長期使用はよくないので今後時間をかけて痕が残らないようにしていきたい。皮膚のやわらかい前腕内側のほうがダメージがあり治りが遅いようだ…カンタリジン恐るべし。